京丼?!嵐山!予約必須!<嵐山五木茶屋>

グルメ

近頃SNSで話題を独占している嵐山の食事処があります。

その名も「五木茶屋(いつきちゃや)」。

名前からすると甘味処っぽいですが、本格的なお食事がいただけます。

食べログでも1位を独走しているこの五木茶屋って一体どんなお店?

飲食店が目白押しの嵐山で予約必須というからには、「百聞は一見に如かず」。

気になったら行ってみるしかありません。

まだ観光客は比較的少ないので、行くなら今が狙い目ですよ!

 

京丼とは?

「京丼」というと親子丼を思い浮かべる方はいませんか。

某テレビ番組でも取り上げられたことがあるように、京丼=親子丼のイメージが強いかもしれません。

でも調べてみると、京都には実に様々な丼ものがあります。

甘辛く煮た油揚げと九条ネギをたまごで絡めた「衣笠丼」、かまぼことシイタケをたまごでとじた「木の葉丼」なども隅に置けません。

丼が誕生したのは室町時代と言われています。

もともと米を主食としていた日本人は、常に白米にあうおかずを考案していました。

当時は野菜とだしをご飯にかけたものが食されたそうです。

本格的な丼は、江戸時代に広まっていきました。

忙しい江戸っ子は、食事の支度にも食べるのにも時間をかけていられませんでした。

そこで、ご飯の上に直接おかずを載せるだけで立派な食事になる丼は江戸っ子に大人気で、あっという間に庶民の食生活に浸透しました。

最初に登場したのは天丼ともウナギ丼とも言われています。

明治になると、西洋文化が入ってきて丼の種類も牛丼、親子丼、カツ丼と肉を使ったものが登場しました。

今では当たり前の丼ものですが、確かに「一石二鳥」で時間のない時にピッタリの一品ですね。

地域によって上に載せる具が異なるので、丼と言ってもいろいろです。

普段何気なく食べている丼ですが、歴史を見るとせっかちな江戸っ子なしには語れません。

でも京都は「おばんざい」に代表されるように、一品料理ではなく多皿料理を少量ずついただくのが一般的です。

京都と丼ってあまり想像つきませんよね…

ところが嵐山にある五木茶屋では、「さすが京都」と思わず唸ってしまうメニューを提供してくれます。

五木茶屋嵐山店の入口には、人力車を引く着物を着たウサギの暖簾がかかっていますが、その意味は?

「五穀豊穣をもたらすと言われる月ウサギが、嵐山を訪れた人にツキ(福)を届けてくれる」、そんな願いが込められているそうです。

なかなか奥が深いですね。

中に入ると、皆さんネットで話題沸騰中の「京丼五種食べ比べ膳」を笑顔と驚きの混じった表情で食しています。

5種類の理由は、五木茶屋の五木にちなんで、5つの京丼なんだとか。

ユニークな、でも感心せずにはいられない発想ですよね。

旬の食材を使用するため、夏バージョン、秋バージョンと季節によって京丼の中身は変化します。

でも基本的に肉丼、魚丼、野菜丼、卵丼といった具合に、5つの小丼がお膳に載って運ばれてきます。

京都の農家で育てられた鶏が産み落とす卵は、しっかり色づいた黄身が印象的。

野菜も全て京都産、そして米は京都老舗の米屋「八代目儀兵衛」から仕入れています。

と、ここまで書いてわかったことが一つあります。

京丼、というのは親子丼やカツ丼のような固有名詞ではなく、「京都が凝縮された丼」と説明した方がしっくりくることです。

オーナー自らが考案する献立は、同じ食材でも季節によって調理方法が違うそうで、その辺りにもこだわりが感じられると思いませんか。

「食で京都を満喫してもらいたい」というオーナーの強い思い入れが伝わってきますね。

見た目も、心も、お腹も満たしてくれるメニューですが、ネット上の話題をさらっているだけに予約必須です。

営業時間を確認した上で予約するように心掛けてください。

ロケーションが最高

五木茶屋が予約必須のお店なのは、「京丼五種食べ比べ膳」の人気だけではありません。

お店のロケーションがこれまた文句のつけようがないほど素晴らしいのです。

場所は嵐山の代表格、風光明媚な渡月橋を渡った先の中之島公園の最南端に位置します。

店内はそれほど広くはないですが、自然の光がたっぷり取り込めるよう窓が大きく取ってあります。

中の島側と桂川に面した窓にそれぞれカウンターのような長いテーブルが置かれていて、景色を眺めながら食事ができるつくりです。

どちらの席がおススメかというと…

それは好みの問題でしょうか。

ただどうしても中の島公園を見ながら食べたい、川に浮かぶ鴨を眺めていたい、という要望がある場合は早めに予約を入れましょう。

嵐山は一年を通じて人気が高いので、週末や連休中は昼夜関係なく予約必須です。

そして食前食後の散歩はもちろん嵐山散策に決まりです!

メニューの詳細

メニューは「京丼食べ比べ膳」と「五穀豊穣の玉手箱」の2種類のみ。

しかも「京丼食べ比べ膳」は夏バージョンまでは伏見稲荷店でも提供していましたが、秋バージョン(10月1日より)での提供は嵐山本店のみのようです。

値段も夏バージョンと比べて500円高くなっています。

そんな秋バージョンの内容はというと、人気ナンバーワンの「黄金の玉子丼」は不動の地位を固めています。

夏バージョンにもあった「和牛ローストビーフ丼」に加えて、「黒毛和牛と湯葉のあんかけ丼」が肉の二人三脚を受け持つようです。

「手巻き丼」は、本鮪とイクラから鯛にバトンタッチしました。

新登場の「鮭と季節の炊き込みご飯」は、これからの季節にピッタリの優しい風味と香りを届けてくれる予感がします。

これら五種の京丼に加えて、鱧(ハモ)しゃぶと湯豆腐が一緒に出てきます。

「五穀豊穣の玉手箱」は、仕入れによって内容が変わるのでご了承ください。

ズワイガニやカラスミ、ウニなどこの時期ならではの「玉手箱」がお目見えしそうです。

こちらは単品での注文は不可能です。

必ず「京丼食べ比べ膳」とセットで注文してください。

もう少しするとSNSなどに秋バージョンの写真が上がってくることでしょう。

今回も食べログ1位に選ばれそうな気配ですよ。

 

嵐山店・伏見店の詳細

 

嵐山本店

住所   京都府京都市右京区嵯峨中ノ島町官有地10

電話   075-862-0729

営業時間 通常営業

昼の部11:00-16:00

夜の部16:00-20:00 L.O(21:00close)

 

時間短縮により

昼の部11:00-16:00

夜の部16:00-18:00 L.O(19:00close)

アクセス 阪急嵐山駅より徒歩5分、京福電鉄嵐山駅より徒歩8分

 

伏見店

住所   京都府京都市伏見区深草開土町20

電話   075-643-5217

営業時間 通常営業

昼の部11:00-16:00

夜の部16:00-20:00 L.O(21:00close)

 

時間短縮により

昼の部11:00-16:00

夜の部16:00-18:00 L.O(19:00close)

アクセス 千本鳥居出口から徒歩50秒 JR伏見駅から徒歩5分 近隣に大型駐車場有り

 

嵐山本店、伏見店とも営業時間に関しては必ずお店にご確認ください。

2年半以上続いたコロナ規制も解けてきて、本格的な旅行が始まりそうです。

海外からの旅行者も徐々に増えてくるでしょう。

嵐山は国内外を問わず、一年中多くの観光客で賑わっています。

そんな中で本当に美味しいお店を見つけるのは容易ではありません。

でも五木茶屋ならきっと大丈夫。

お店のシンボル月ウサギが、訪れる人に「満福(満腹)のツキ」を運んできてくれるに違いありません。

千本鳥居からすぐの五木茶屋伏見稲荷店も要チェックですよ!

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