水の神さまとして知られる「貴船(きふねじんじゃ)」のご紹介です。
本宮に祀られている高龗神(たかおかみのかみ)は
日本の国産み(くにうみ)の神さまと知られる伊邪那美命(いざなぎのみこと)の御子神(みこがみ)になります。
国内指折りのパワースポットのひとつです。
さらに、水の供給を司る神さまになります。
水と縁のある神社だけに、新緑の美しい時期も見どころがたくさんです。
貴船神社(きふねじんじゃ)は京都市内から少し離れているので
気になる行き方やランチの場所、もちろんご利益も含め
ご案内して参ります。
貴船神社付近の食事場所!
貴船神社でのお食事と言えば・・夏の川床料理が有名です。
川床料理とは(かわどこりょうり)?
京都の奥座敷と呼ばれる夏の風物詩です。
川沿いや川の上に席を設け、涼を取りながら食事をします。
見た目にも涼しげな食事が出てくるのも、特徴です。
貴船 ランチ場所ランキング・ベスト3!
1位:古今藤や[山水御膳]¥4,500(税・サ込):汲み上げ湯葉・鰻のちらし寿司など
2位:貴船 仲よし[竹コース]¥8,750(税・サ込):天ぷら・焼物・蒸し物9品
3位:貴船 喜楽[季節のおまかせ懐石]¥8,800(税・サ込):鮎の塩焼きなど8品
*全てランチの値段です。
*川床料理は必ず予約されてから、お越しください。
*空気良し・水良し・のせいか?懐石料理もさらに美味しいです。
貴船神社のご利益は?
本宮
創建の地である奥宮が洪水で流されてしまったため天喜3年(1055年)に現在の本宮の地に移されました。
現在の本宮は平成の御造営事業により、基礎から全て2005年に建て替えられたものです。
社殿前の石垣からあふれる御神水は、貴船山の湧き水ですが、その霊泉に浮かべると文字が浮かぶ「水占みくじ」が有名になっています。
水の神さまはあらゆることを見通せるといわれているので、当たると評判です。ぜひ、占ってみたいですね!
今まで一度も枯れたことがないご神水は、弱アルカリ性の良質な天然水です。
無料で汲むことができ、持ち帰ることもできます。
*飲む場合は一度煮沸してから、飲むことをお薦めします。
*容器が無い場合は、貴船神社オリジナル容器¥300で購入できるのも良いです
結社
貴船神社の中社として縁結びで有名な社です。
ご祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)で神武天皇の曽祖父にあたるニニギノミコトがコノハナサクヤヒメをめとりたいと、その父親に願い出ました。
すると、姉の磐長姫命(いわながひめのみこと)もともにと勧めましたが、瓊々杵命(ににぎのみこと)は木花咲耶姫(このはなさくやひめ)だけを望んだため、磐長姫命(いわながひめのみこと)は悲しみ、ここに鎮座したと言われます。
「吾ここにとどまりて人々の良縁を授けよう」との伝承です。
平安時代の女流歌人:和泉式部が夫の心変わりに思い悩み、貴船神社に参拝し歌を捧げ、祈ったところ願いが叶ったので、「恋の宮」と称されました。
2024年の大河ドラマ「光る君へ」は平安中期に活躍した女流作家の紫式部ですので、同時期に活躍した和泉式部も話題になりそうです。
奥宮
森に囲まれた神聖な場所ですが、ここまでお参りする方は少ないかもしれません。貴船神社創建の地です。
奥宮は貴船神社の中でも特にパワーの集まる場所とされています。
ご鎮座伝説によると、玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗った黄船は、人目に触れぬよう石で包み囲んだと伝えられ、今も苔むして奥宮本殿のそばに祀られているのです。
本殿の真下には「龍穴(りゅうけつ)」と言われる大きな穴が空いていて、その上に社が創建されました。
龍穴(りゅうけつ)は人目を忌むべき神聖なものから、誰も見ることができません。
水の神さまですが、「絵馬」発祥の地!
願い事をするときや、願いが叶ったときにお礼に書く「絵馬」です。
神社やお寺に奉納し、ほとんどの神社やお寺で目にします。
その「絵馬」発祥の地が貴船神社です。
平安時代、天皇が勅使を遣わし、雨乞いや雨が止むようにと
ご祈願を行う風習がありました。
雨が降ってほしいときは「黒馬」
雨を降り止ませたいときは「白馬」を奉納し、やがて生きた馬から木の板に馬を描いたものへと変わったと伝えられています。
それが「絵馬」の原型です。
貴船神社の絵馬は3種類あります
「神馬の絵馬」「龍神様の絵馬」「和泉式部の絵馬」から選べます。
貴船神社の四季も美しい〜
貴船神社は京都市内から更に北へ約10キロほどですが、森に囲まれ自然豊かな場所にあるので、四季折々の美しさも見どころです。
春は静かに佇む山桜が美しく楽しめます。
桜を鑑賞する際は、本宮にある「龍船閣」から見るのがお薦めです。
夏は新緑〜深緑が堪能でき、参道に立ち並ぶ朱色の灯籠とのコントラストが美しいと人気スポットになります。
七夕の季節に合わせて「七夕笹飾りライトアップ」のイベントも開催され、灯籠もライトアップされ美しい眺めです。
秋は紅葉の名所として知られています。
例年11月上旬と早い時期から紅葉が楽しめる場所です。
紅葉の時期に合わせて、ライトアップも行われます。
冬は雪が積もることが多い貴船神社です。
冬だからこそ見られる景色があります。
1月1日〜2月28日の期間のうち、雪の降る日限定で本宮のライトアップイベントも開催されます。
貴船神社へのアクセス
京都駅〜貴船神社までは地下鉄とバスが便利です。地下鉄:片道¥290
地下鉄(烏丸線からすません)で終点の「国際会館駅」まで行き(約20分)
▶京都バス52系統「貴船口まで(約20分)が最短ルートです。
▶国際会館駅の3番出口を出て左側に京都バス乗り場があります。
バス:片道¥280
▶バス停「貴船口」は、叡山電鉄「貴船口駅」のすぐ前です。〜貴船神社までは約2km:のんびり歩く方も多いですが、歩道では無いので車にお気を付けてください!
または「国際会館」〜京都バス33系統「貴船神社行き」のバスに乗り換え
▶「貴船口駅前」〜「貴船」までは約5分で片道:¥160です。
▶「叡山電鉄」だと「京都駅」発はありません。
▶JR奈良線→「東福寺駅」で乗り換え(1駅)→「出町柳駅(でまちやなぎえき)→貴船口
まとめ
水の神さまで知られ、パワースポットでもある貴船神社はいかがですか?
京都市内から少し離れていますので、まさに奥座敷です。
京都国際会館からは、公共交通機関を利用されることをお薦めします。
京都国際会館のそばにはパーキングがあるので、そこまで車でお越しになるということも一つの提案です。
その先は、1本道なので、渋滞するとなかなか車が動かなくなるので、公共交通機関をオススメする理由になります。
貴船神社の近くには、2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場した源義経が修行していたと言われる「鞍馬寺」も見どころたくさんです。
天狗に武術を学んだという伝説も有名ですよね!
時間に余裕を持って、1200年あまりの歴史を持つ鞍馬弘教の総本山「鞍馬寺」から坂道をハイキングまたはケーブルを使って、貴船神社へ〜というのがお薦めの観光ルートになります。
そうだ!京都へ行こう
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