一言で「京都観光」と言っても、いろいろあります。
寺社巡りに時間を費やす人、ガイドブックやネットで紹介されているレストランやカフェを
まわる人、美術館を見てまわる人など、観光目的は人によって様々です。
人混みは苦手という場合は、比叡山や嵐山、嵯峨野といった自然が多く残っているところに
足を運ぶといいでしょう。
コロナで外出を控えていたあなたも、そろそろどこかに出かけようと考えていませんか。
実は2019年から2020年にかけて、嵐山に魅力的な2つの建物が誕生しました。
隣接の福田美術館の魅力
「100年続く美術館」がコンセプトの福田美術館は2019年秋に開館したばかりで、
嵐山のニュースポットです。
大堰川の目の前、渡月橋から徒歩2分のところにあります。
館長さんは京都生まれの京都育ちと言うだけあって、
展示されている作品も京都画壇のものが中心です。
江戸時代から近代にかけて約1500点の作品を所有しています。
「誰が見てもわかりやすい作品」を多数展示していますが、
その中には美術の教科書によく登場する葛飾北斎や円山応挙、そして松尾芭蕉、
小林一茶と共に江戸時代の3大俳諧人に数えられる与謝蕪村
（俳諧と日本画、2つの分野において名を残しています）の絵画がなどがあります。
さらには国内でも有数の竹久夢二のコレクションを誇ります。
福田美術館が初の一般公開となるものや、幻の作品と呼ばれるものもあります。
嵯峨野や嵐山は平安貴族に愛された土地で、和歌にもよく登場します。
そんな嵐山の風景に溶け込むように造られた福田美術館は、
航空写真で見ると昔の貴族の館のような雰囲気を醸し出しています。
展示室へと続く縁側のような廊下には、網代（あじろ）模様のガラスが上まで使われていて
光が室内にいっぱい届くようになっています。
ここから四季折々の花が咲く庭を眺めることができます。
反対に、展示室は作品を守るという観点から「蔵」をイメージした造りです。
館内の作品を十分堪能した後は、来館者だけが利用できるというカフェも外せません。
眼前に広がる大堰川、渡月橋や嵐山の景色を眺めながら疲れを癒してみませんか。
ムニのアフタヌーンティーのこだわり
福田美術館に隣接するホテル、「MUNI KYOTO」は2020年8月にオープンしたばかりの
ラグジュアリーホテルです。
大堰川のせせらぎの向こうには嵐山の大自然が広がる非日常空間はまさに「唯一無二」！
日々の忙しさに忙殺されてしまった時間を取り戻せそうな、
ゆったりとした時が流れるこのホテルでデトックスしてみませんか。
でも宿泊は友人と日程が合わなかったり、予算的に無理だったり。
そんな方におススメなのが、MUNI KYOTOのアフタヌーンティーです。
※写真はイメージです。
ホテルにはレストランが２つありますが、どちらも史上最年少でミシュランの3つ星を獲得した
フレンチの巨匠「アラン・デュカス」氏がプロデュースしました。
そんなデュカス氏の3つ星レストランで経験を積んだシェフが厨房に立っています。
その１つ「MUNI LA TERRASSE」では、14時から15時半まで2種類の
アフタヌーンティーメニューをいただくことができます。
地元京都はもちろん、日本各地の厳選された食材を使った一口サイズのサンドイッチや
スイーツをドリンクと一緒に提供してくれます。
小ぶりですが種類がたくさんあり、ドリンクと一緒にいただいているうちに胃袋も心も
満たされること間違いありません。
しかも目の前には渡月橋と嵐山の絶景が広がっていて、
これ以上の贅沢はないと言ってもいいでしょう。
ただし来店の際は、あまりにもカジュアルな服装は好ましくないので気を付けてください。
また、アフタヌーンティーメニューは前日までに予約を入れる必要があります。
お問い合わせ 075-873-7770（10:00～22:00）
Eメール fbservice@muni-kyoto.com
予約専用電話 050-3503-5626
唯一無二のホテルとは・・・
嵯峨野、嵐山は平安貴族が別宅を構えた土地で、
はっきりと移り変わる四季の様子は今も昔も変わりません。
そんな大自然に包まれるように建つMUNI KYOTOはデザインからホスピタリティ、
食事に至るまで「たった一つ（唯一無二）」しかないホテルでありたいとの思いを込めて
造られました。
ホテルのロゴは嵐山のシンボル、渡月橋からヒントを得ていて、
「M」の文字は渡月橋を表すと同時にホテルの屋根をもイメージしています。
隣接する福田美術館とオーナーが同じというだけあって、
福田美術館と一体になるように外装や屋根の勾配を揃えたり、
庭の木々に連続性を持たせるなどの工夫がされています。
一番小さい部屋で48㎡もあるラグジュアリールームは全部で21室あり、
一部屋ごとに異なった空間を作り出しています。
ほとんど全ての部屋から大堰川のせせらぎに耳を傾けながら渡月橋が眺められます。
天井を高くすることで窓枠が大きく取られ、自然の陽光で部屋が満たされた上に、
嵯峨野、嵐山から流れてくる木々の香りを胸いっぱいに吸い込むことができます。
天然素材を使用し、「東洋と西洋」「伝統と現代」の融和などに重点を置いた客室は、
余分なものを排除して、非日常の世界へと私達を導いてくれます。
幅280センチのダブルルームのベッド、水尾の柚子や北山杉など昔から京都に息づく自然の恵みを
使ったバスアメニティは、そんな非日常空間をさらに心地よいものにしてくれます。
ガラス張りのバスルームからは、四季折々の山の顔を見ることができます。
開放感の中にもしっかりとプライベートを感じられるMUNI KYOTOには、
ガーデンテラスタイプ、リバービュータイプ、マウンテンビュータイプ、
そして別宅にいるかのようなメゾネットタイプの客室があります。
オープン僅か数か月でミシュラン「４パビリオン（4つ星）」を獲得したMUNI KYOTO、
少し贅沢なひと時を求めるにはピッタリの空間です。
MUNI KYOTO ホテルの詳細
住所．京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3番
TEL. 075-863-1110
E-mail : info@muni-kyoto.com
電車でのアクセス
- JR山陰線（嵯峨野線）「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩12分
- 阪急嵐山線「嵐山駅」下車、徒歩11分
- 嵐電（京福電鉄）「嵐山駅」下車、徒歩4分
タクシーでのアクセス
京都駅八条口より約30分（約4000円）
※所要時間・運賃は道路状況によって変わります。
車でのアクセス
- 名古屋方面から名神高速道路京都南インターより国道1号線から国道171号線 約13km約35分
- 大阪方面から京都縦貫自動車道大原野インターより国道9号線10km約25分
※所要時間は道路状況によって変わります。
※駐車場はご宿泊のお客様専用です。ご利用には事前予約が必要です。
（2,750円／台※税込）
ご宿泊以外のご利用の際は恐れ入りますが近隣のパーキングをご利用ください。
まとめ
京都の中でも嵯峨野や嵐山は土地柄、市中の寺社とは少し切り離して時間に追われず
回りたいところです。
近代化が進むにつれて街中から消えていった自然がここにはまだ残されています。
祇園のような夜の華やかさはないものの、大堰川の水音に耳を澄ませ、
渡月橋にかかる月を眺めて1000年の昔に思いを馳せる…
日々の生活に追われていては絶対にできない、忘れていた何かがここでは見つけられるはずです。
嵐山を包む桜を、若葉の緑と大堰川の水がきらきらと太陽に照らされている様子を、
真っ赤に色づいた嵯峨野や嵐山を、あるいは一面の銀世界を、あなたは誰と見に行きますか。
そして、そんな中に佇む非日常空間を味わってみませんか。
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