京都壬生!全国各地からパフェ好きが集まる胸キュンなお店<おやつ工房雅>

グルメ

旅の楽しみの一つに「食べること」を挙げる方は多いと思います。

ご当地グルメや現地でしか口にすることができないレアな食材を使った料理は
旅の醍醐味の一つと言えます。

また休日に気の合った友人と出かける際、ランチはどうしようか、
どこでお茶を飲もうかとあれこれ話して店を決めるのは楽しいものですよね。

よく知っている場所ならすんなり店が決まっても、
知らない土地だと時間だけがどんどん過ぎてしまったという苦い経験をした方もいらっしゃるはず…

京都のように一大観光地ともなると、ガイドブックに紹介される店の数は半端なく、
そこから一軒を選ぶのはとても難しいものです。

そんな中で、街の中心に近い住宅街の一角にある「おやつ工房雅」は地元の人達から愛される
カフェです。

歩き疲れた体を休めるのにぴったりの場所、
そこで季節限定パフェを食べてエネルギーをリチャージしてみてはどうでしょう。

「おやつ工房雅」の「雅」はまさと読みます。

京都だから「みやび」かと思ったのは私だけでしょうか。

限定パフェのあれこれ

「おやつ工房雅」とは少し話がそれてしまいますが、
みなさんは日本で初めて喫茶店ができたのはいつか知ってしますか。

日本にコーヒーが伝来したのは江戸時代初め、
長崎の出島にいたオランダ人によってふるまわれたそうです。

当時は「焦げ臭くて味わうどころではない」飲み物として、日本人には受け入れられませんでした。

その後黒船来航とともに西洋文化が入り込んできて、
いつしか珈琲なる飲み物は庶民の間に広まっていきました。

明治時代になると、珈琲を提供する店(現在の喫茶店)が東京や神戸に次々と店を開きました。

さて、ここで話をパフェに移しましょう。

パフェと言えばアイスクリームなしでは語れません。

日本人が初めてアイスクリームと出会ったのは1860年で、
江戸幕府がアメリカに派遣した使節団員が口にしたのが始まりです。

帰国後、団員の一人が横浜に「氷水屋」を開きました。

ただし、今でいう8000円もの値段だったため、購入できたのは一部の富裕層と外国人だけでした。

時は少し流れて1893年、文明開化の象徴ともなった鹿鳴館で
天皇の誕生日を祝うパーティーが開かれることになりました。

この日のメニューに登場したのが「パルフィフジヤマ」と言うお皿に盛られたパフェでした。

何と現在でも宮中晩餐会には、銅製の富士山の型で作ったアイスクリームを使った
「グラスFUJIYAMA」なるものが出されているそうです。

パフェはフランス語で完璧を意味する「パルフェ」と言う単語が語源です。

パルフェは泡立てた卵黄と生クリームを冷やして固めたデザートで、平らな皿に盛り、
フルーツやソースで飾りつけをします。

昭和に入るとパフェは日本独自の進化を遂げます。アイスクリームが身近な存在になると、
喫茶店ではアイスクリームとフルーツをグラスに入れて提供するようになりました。

戦後の喫茶店ブームに乗って、パフェは日本全国に広まりました。

パフェと似たデザートに「サンデー」があります。

こちらはアメリカが発祥の地で、アイスクリームにホイップクリームやソースをかけただけの、
パフェと比べるとシンプルなデザートです。

日曜日(サンデー)に生まれたことから、サンデーと名付けられたそうですが、
もし土曜日に誕生していたら「サタデー」だったかもしれないですね。

話を元に戻して、京都市立病院のそばにあるケーキ屋さん、
おやつ工房雅で食べることができるパフェは、全国のパフェ好きが太鼓判を押すほどの人気です。

おやつ工房雅のパフェは、パフェの語源となったフランス語の
「パルフェ(完璧)」と言う呼び名にふさわしい絶品です。

季節のフルーツをふんだんに使った季節限定パフェは、見た目もさることながら味の方も満点です!
※写真はイメージです

季節限定パフェを出しているお店は全国に数えきれないほどありますが、
おやつ工房雅の季節限定パフェはSNSなどで毎日のように紹介されています。

インスタ映えする(フォトジェニックな)写真は、見ているだけで食欲をそそります。

既に終了してしまいましたが、ゴールデンウィークまで提供されていた真っ赤に熟したイチゴを
これでもか!というぐらい乗せたイチゴパフェは大人気でした。

イチゴだけでなく、アイスクリームやゼリーなどもグラスに詰め込まれていて
フォトジェニックなパフェと話題を独占しました。

「食べてみたかった」「フォトジェニックと言われるパフェを撮りたかった」と言う方、
ご安心ください。イチゴを使ったパフェはクリスマスやバレンタインデーにも
登場する可能性が高いので、こまめにチェックしてもらえたら、
必ずもう一度イチゴの「季節限定パフェ」と巡り合うことができるはずです。

これ以外にも、季節限定パフェには洋ナシやリンゴを使ったものもあるので、
季節の変わり目は要チェックです。

 

かわいい店内

インスタなどに、フォトジェニックなパフェと共にアットホームな雰囲気を醸し出している
かわいらしい店内の様子も出ています。

お店を切り盛りしているのは、有名洋菓子店に20年以上勤務した店長さんと
やはり洋菓子店勤務をされていた奥様のお2人です。

店内の壁は薄いベージュ色で、そこに木のテーブルと椅子が調和して和かな空間を
作り出しています。

店内には猫好きの店長さんが貼った猫の写真や猫グッズが至る所に置かれていて、
猫好きにはたまらない空間です。

パフェの写真と一緒に猫グッズの写真もフォトジェニックな一枚になるでしょう。

入り口に面したショーケースには季節に応じて内容が変化するケーキが並んでいます。

こちらのケーキも店内で食べることができますよ。

外と比べて時間の流れがゆっくりに感じられるお店で、
季節限定パフェをいただきながらくつろぐ午後のひと時は至福の時間です。

ただし店内はそれほど広くないので、週末などは予約を入れてから来店することをお勧めします。

おやつ工房 雅 お店の詳細

住所:京都市中京区壬生東高田町50 グレース五条1F

電話:075-322-0850

営業時間:10〜19時(日曜日・祝日〜18時)

定休日:水曜日

アクセス:阪急電車 西院駅下車 徒歩約15分

まとめ

日本のデザートのクオリティは世界でもトップクラスです。

見た目も味の細かい部分にまでもこだわりを見せるのは、
几帳面な日本人の持つ性質を最大限に生かしたと言えます。

それだけにフォトジェニックな写真の数々がSNSなどに投稿されているのでしょう。

評判を聞いて全国から甘いもの好きな女子が集まるおやつ工房雅の他にも、
ガイドブックには載っていない隠れ家のようなレストランやカフェが
京都にはまだたくさんあります。

コロナの規制も随分と緩和されてきた今年の夏休みや秋の連休などに京都旅行を
計画されている方も多いと思います。

でもお店によっては引き続き厳しいコロナ対策を行っているところもあるかもしれませんので、
行く前に営業時間などは必ずチェックしてください。

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