京都の神社と聞いて思い浮かぶ名前はいくつありますか。
平安神宮、下鴨神社、八坂神社…と名の知れた神社がいくつか出てくると思います。
では御金神社という名前を耳にしたことがありますか。
「みかねじんじゃ」と読むこの神社ですが、最近外国人観光客の間でも話題になっているそうです。
漢字だけ見ると「おかねじんじゃ」とも読めるここは金運アップしたいと思う方には
是非とも訪れてもらいたい神社です。
宝くじで臨時収入を、と考えている方必見ですよ!
御金神社とは
何年も宝くじを買い続けているのにかすりもしない、
無駄遣いしているつもりはないのに貯蓄が増えない。
何とかして金運アップできないだろうか、そう思っている方は多いはず。
そんな方に一度足を運んでいただきたいのが、御金神社です。
場所は世界遺産に登録されている二条城から徒歩10分程の所にあります。
住宅街の真ん中に佇む小さな御金神社は参拝すれば金運アップ間違いなしの神社として
知られています。
商売繁盛、招福、宝くじ当選、ギャンブル成功などお金にまつわるいろんな願いを持った人々が
参拝しているそうです。
御金神社では鉱山、鉱物の神とされる金山毘古命(かなやまひこのみこと)を祀っています。
鉱山や鉱物(金属)は、金銀と繋がることから金山毘古命は開運招福、商売繁盛、
金運アップの守り神として知られています。
金山毘古命を祀っている神社は全国各地にありますが、
金運アップと出ているのは御金神社だけのようです。
御金神社から一筋東に行くと、釜座(かまんざ)通りと呼ばれる細い道があります。
平安時代、今の三条釜座を中心とした一帯には茶釜を鋳造する職人が暮らしていた「釜座」が
あったことから、釜座通りと言う名がつきました。
更に江戸時代には、この辺りに金銀細工業を営む人々が集まって来て、
幕府から金貨鋳造を依頼されていました。
金貨鋳造が廃止された後も多くの両替商が店を出していたそうです。
このように周辺一帯は古くから鉱物や金属、あるいは金・銀・銅と深い関わりがあったと
言われています。
このような背景からお社は、氏神様として昔から地域の方々の厚い信仰を集めてきました。
もとは個人邸宅の敷地内に小さなお社があったそうですが
(個人でお社を設置するには厳しい条件をクリアしなくてはなりません)、
参拝を希望する多くの方のために社殿が建てられました。
やがて御金神社の噂は口コミで広がっていき、テレビ番組でも取り上げられたことから
一気に知名度が上がって、近年では全国から参拝者がやって来るほどです。
黄金の鳥居について
神社の鳥居と言えば朱色か灰色で、私達はそこをくぐって社殿に向かいます。
でも御金神社の鳥居は何と金色に輝いているのです!
突如目の前に金ぴかの鳥居が現れたら誰でも驚きは隠せません。
もともと建っていた木製の鳥居が台風で壊れてしまったため、鉄製の鳥居に建て替えられました。
その時、創業300年以上の歴史を持つ堀金箔粉株式会社という金箔専門店が、
風雨にさらされても変色しない特殊な塗料を使って鳥居を黄金に塗り替えました。
神額もそれにふさわしく、御金神社と金色の文字で書かれたものを地域の方々が奉納しました。
御金神社の名にふさわしい金の鳥居は夕闇で見ると幻想的に映ります。
眺めているだけで金運アップしそうな錯覚に陥りますよ。
社務所は午前10時から午後4時までですが、参拝は終日可能です。
せっかくなので、夜の闇に浮き上がる黄金の鳥居をくぐって「夜間参拝」してみるのもいいですね。
噂の財布はどんな財布
怪しい商売や犯罪行為でなければ、「苦労しないでお金が手に入る方法があるよ」と言われて
興味のわかない人がいるでしょうか。
キツネにつままれたような気持ちになって、御金神社の金運アップ間違いなしの黄金の財布を一つ
購入してみてはどうでしょう。
ギャンブルで一儲けしたい人、商売運を上げたい人、
宝くじで一発当てたい人などの間で噂になっている「福財布」は、
鳥居同様黄金色をした長財布です。
神社では財布とは呼ばず、「福包み守り」とうたっています。
職人さんの手で一つ一つに金の箔押をしているそうです。
お守りというからには、大切な物(新札や宝くじ)を入れて神棚に置いておくと
一層金運アップするかもしれないですね。
「福包み守り」は、神社の社務所で購入できます。
でもその前に大半の方が手を清めると思います。
神社の手水舎にはひしゃくと一緒に、小銭が洗えるようにざるが置かれています。
でも、もともと手水舎とは、神様に手を合わせる前に汚れを洗い流す場所です。
そこに神社のご厚意でお賽銭が洗えるざるが置かれました。
お賽銭を浄める時は、他の参拝者の迷惑にならないよう心がけましょう。
購入した財布は御朱印と同じで、毎年新しい物と交換したほうがご利益があるようです。
金運アップを継続したい方は一年経ったら新たな財布を購入することをお忘れなく。
御金神社の詳細
所在地:京都府京都市中京区西洞院通御池上ル 押西洞院町614
電話 :(075)222-2062 / FAX:(075)221-1305
社務所:10:00~16:00 (境内自由)
地下鉄烏丸線 「烏丸御池」駅 2番出口より、徒歩5分程度
地下鉄東西線 「二条城前」駅 2番出口より、徒歩5分程度
市営バス 「二条城前」「堀川御池」「新町御池」各バス停より、徒歩5分程度
京都駅より、約15分程度
四条河原町、祇園、清水寺周辺より、約10分程度
四条烏丸周辺より、約5分程度
※いずれも、日中通常の交通量での所要時間の目安
まとめ
神社の御神木とされているのが、樹齢200年以上のイチョウの木です。
イチョウは樹内に水分を多く含むため、火事になっても燃えにくく社殿を守ってくれます。
自然環境の変化に強く、「発展」や「不老長寿」の象徴とも言われています。
戦国武将の加藤清正は、熊本城を築城した際、城の庭にイチョウの木を植樹しました。
水分を多く含み、秋になれば大量の銀杏の実をつけるイチョウの木は
火災から城を守る役を果たすだけでなく、兵糧攻めに遭って食料を断たれても銀杏の実で
飢えをしのぐことができると考えたのです。
また葉の形が八方に広がっていることから、末広がりとして縁起を担ぐと言われています。
そう言われてみれば、神社やお寺の境内で大きなイチョウの木を見かけることがありませんか。
この御神木にあやかって、御金神社ではイチョウの葉の形をした絵馬も人気です。
「宝くじが当たりますように」というストレートなものや、
「商売が軌道に乗りました」というお礼を書いたものまでさまざまです。
せっかくだから、絵馬にも金運アップに関する願いを書いてみてはどうでしょう。
休日に行くと鳥居の外まで列ができていることも珍しくないので、
時間に融通が利くなら平日の人が少ない時を狙って行くことをお勧めします。
マンションや戸建て住宅に囲まれているので、近隣の方への配慮も忘れないようにしたいですね。
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