「京都に旅しても懐石料理ばかりはちょっとなあ」
「日常を離れてワンランク上の贅沢気分を味わってみるのもいいかも」
そんなふうに思った日は、絶品和牛ステーキのお店はいかがでしょうか。
京都は滋賀県の近江や神戸、三重県の松坂にも近く、実は老舗の肉専科のお店が数多くあります。
タレントや役者さんに「お気に入りのお店」としてインスタやブログなどでよく紹介されているのを目にしたことがある方もいらっしゃると思います。
今回は、そんな肉専科の老舗の中でも、
おすすめのお店として「はふう京都」を選んでみました。
御所について
京都御所といえば、平安の昔からずっと同じ所にあるものと思われていることも多いのですが、
実は御所が現在の場所になったのは、鎌倉幕府が滅ぶ直前の1331年のこと。
王朝華やかなりし平安時代には、もう少し西の現在でいう千本通あたりにありました。
この千本通がメインストリートの朱雀大路です。
その後何回も焼けてしまったり、新興勢力の武士が都で暴れたりし始めてからは、
代々の天皇は貴族の家をちゃっかり拝借して済ませるようになっておりました。
(「里内裏」といいます)
ところが、東国の武家政権がぐらついて足利尊氏が登場してくるころ、
光厳天皇が当時、土御門東洞院殿と呼ばれていた里内裏で即位します。
ここが現在の京都御所になりました。
以来、明治時代になって天皇が「ちょっと行ってくるわ」と東京に居を移すまで、
実に約500年もの間、天皇家がこの地を動くことはありませんでした。
ちなみに、平安時代の御所跡には、
現在民家の一角に「大内裏跡」というちっちゃい石碑のみが建っています。
御所には紫宸殿や清涼殿などを始めとする多くの建物があり、
例年は春と秋に一般公開されています。
ここ数年はコロナの影響で臨時休止していましたが、昨年の秋より再開されたようです。
午前と午後の回があり、それぞれ120人ずつと人数制限がありますので、
できれば事前に予約してから出かけたいものですね。
持ち帰りも可!カツサンド
京都でカツサンドといえば「志津屋」でしたが、それは今となってはもう昔の話。
現在カツサンドのおいしいお店といえば、ここ「はふう京都」で決まりです。
元精肉店ということもあって、肉の品質は折り紙付き。
パン屋ではなく精肉店が精魂込めて作ったカツサンドと聞けば、
それはもう食べずにはいられませんよね。
肉専科「はふう京都」は、
レストランながらテイクアウトのメニューも充実しており、
その中でも一番人気が「カツサンド」。
2300円と少々お値段は張りますが、
味・ボリュームとも大満足間違いなし!
これを食べてしまったら、
パン屋のカツサンドでは心に隙間風が吹いてしまいそうなほど、肉の厚みと柔らかさに感動。
パンのほうが添え物といっていいくらいの立派さです。
「極上カツサンド」(5000円)に至っては、ジューシーさと柔らかさがもうワンランク上。
できたてのアツアツでいただくのもよし、
散歩がてらお肉に余熱を通してその歯ごたえを楽しむのもよし、
お好みでいろいろな楽しみ方ができそうですね。
テイクアウトご希望の際は、なるべく事前に予約を入れておいたほうが待たずに済みそうですよ。
はふうランチ
肉専科「はふう京都」はランチメニューも充実しています。
・極上サーロインステーキ 4700円
・極上フィレステーキ 4900円
・はふう特選ビフカツ 3000円
・ビーフシチュー 3000円
・はふうステーキ丼 2900円
・エビフライ 1950円
・ハンバーグステーキ 1650円
というラインナップですが、
平日のみ日替わりランチがあります。
こちらは995円とリーズナブルなので、
肉専科「はふう京都」の和牛ステーキを手軽に味わってみたい!
という方におすすめです。
その他のメニュー
また、多数の友人連れだと、中には「今日は肉の気分じゃないんだよな~」という人がいたり、
家族連れだと、肉が苦手な子どもや高齢者がいたりします。
好みがバラバラなそんな構成であったとしても、
シチューやエビフライなどが用意されているのはうれしい心遣いですね。
ハンバーグステーキも、このクラスのお店にしては良心的なお値段だと感じました。
以上のランチメニューのすべてに、小鉢・サラダ・ご飯・みそ汁・香物・コーヒーが
付いていますので、お腹いっぱいになりそうですね。
和牛ステーキ肉はどれも赤身たっぷりのレア!
その他、
・カレーライス(サラダ・コーヒー付) 1150円
・ハヤシライス(サラダ・コーヒー付) 1150円
・カツサンド 2300円
・極上カツサンド 5000円
など家庭でお馴染みのメニューもあったり、
テイクアウトだけでなくお店の中でもカツサンドが食べられますよ。
お店の情報
肉専科のお店として23年になるのが、御所の南に位置する「はふう京都」。
御所の南エリアといえば、セレブの住む豪華マンションが林立し、
また京都市のモデル小学校があるため教育熱心なご家庭も多い文教地区。
京都地方裁判所が近い関係で、
弁護士の方も多数お住まいになっているそんな地域にお店はあります。
閑静な住宅街の中、隠れ家的なたたずまいを醸し出しつつ、モダンさも感じさせるのが本店。
営業時間は、
・午前11時30分~午後1時30分
・午後5時30分~午後9時30分
となっており、昼下がりの時間帯はディナータイムに備えての準備時間となっているのでご注意を。
定休日は水曜です。
アクセスは、地下鉄烏丸線の丸太町駅で降り、
そこから西(鴨川のほう)へ向かって御所の石塀を左手に見つつ、10分ほど歩くと着くでしょう。
駐車場はないので、近隣のコインパーキングを利用してくださいね。
カウンター席が16、テーブル席が20なので、
電話で予約をしておくほうがスムーズかもしれません。
ただし、ランチの予約は不可となっていますので、その点だけご注意ください。
また、肉専科「はふう京都」には、本店のほかに「聖護院店」もあります。
営業時間は本店と同じですが、定休日が火曜となっています。
場所は本店から丸太町通りをずっと西に進み、鴨川を越えた京大病院近くにあります。
交通アクセスでいえば、京阪電車神宮丸太町駅が最寄り駅です。
周辺には平安神宮や熊野神社がありますので、観光のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
完全個室も用意されていますので、ゆったりと食事を楽しみたい日や、
特別なお客様をご招待したい場合などにはうれしいですね。
ただし、こちらも本店同様ランチの予約はできません。
まとめ
今回は、和牛ステーキを堪能できるカツサンドが絶品のレストランとして、
肉専科「はふう京都」をご紹介しました。
昔ながらのお肉屋さんが満を持して店をオープンして以来23年、
地元や観光客に愛され続けた味がここにあります。
肉を食べたい時はつい焼肉屋に足を運んでしまいがちですが、
たまには上質な和牛ステーキ肉に舌鼓を打ってみてくださいね。
そして、カツサンドをご友人やご家族におみやげにすると喜ばれること請け合いですよ。
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