京都東山といえば、世界遺産になっている清水寺や豊臣秀吉の正室ねねが建てた高台寺、祇園の顔ともいえる八坂神社など見所満載です。
特に清水寺に続く二年坂や産寧坂(三年坂)にはかわいいカフェや古都の記念品を売るお店が軒を連ねていて、見ているだけで楽しくなります。
そんな清水寺にほど近いところに2022年4月にオープンしたのが、ノーガホテル清水京都です。
同系列のホテルが東京に2軒ありますが、関西圏ではノーガホテル清水京都が初めてです。
伝統工芸などとのコラボもあって、魅力いっぱいの新しいホテルです。
ルーフトップでいただく朝食
ノーガホテル清水京都一番の魅力は、何と言ってもルーフトップバーでしょう。
最上階にあるルーフトップバーはお昼1時から夜11時までの営業です。
刻々と移り変わる空の色を眺めているだけで贅沢な気分になれるルーフトップバーでは、軽食やドリンクがいただけます。
暗くなると各テーブルの中央にはキャンプファイヤーのように火が焚かれ、時間を忘れていつまでも大切な人や仲間たちと語り合っていたくなります。
ここからは清水寺をはじめとした東山界隈はもちろん、向こうには比叡山も見えています。
夕闇に包まれていく東山の景色を心ゆくまで眺めてみませんか。
このルーフトップバーは午前中の営業時間外も利用可能です。
1階ロビーに併設されたベーカリーで売っているパンとドリンクを買って、朝の爽やかな空気の元、ルーフトップバーで朝食にしませんか。
ベーカリーには50種類ものパンが並んでいるので、目移りしてなかなか選ぶことができません。
そんな中でも人気なのは、もちもち食感が人気の角食パンと一つ一つ丁寧に作り上げたサンドイッチです。
朝日を浴びた東山と、夕日に照らされた東山、どちらも想像するだけで心が弾んできませんか
まだ知らない京都を感じるホテル
ノーガホテル清水京都には、至る所に地元の方々とのコラボが見て取れます。
例えばカードキーは、地元の和装本を専門に刊行する出版社とのコラボで、遊び心の詰まったかわいいデザインが特徴です。
インテリアの一部として溶け込んでいるように見える湯呑は、手にしっくり収まるよう、中央に少しくぼみが入っています。
この湯呑は清水焼で、思わず自宅用に一つ購入したくなるような一品です。
他にも質感がわかるメモパッドやティッシュボックスの落し蓋も清水焼で、細部に至るまで地元を大切にするノーガホテル清水京都のこだわりが見えます。
ドライヤーバッグは、家紋職人(そんな職種があるとはさすが京都ですね)の方がデザインしたもので、ちょっと気になる袋です。
どれをとってもさり気ないものばかりですが、京都の伝統産業とのコラボを大切にするノーガホテル清水京都の一貫した姿勢がわかります。
ホテル内レストラン
ノーガホテル清水京都1階に入っているレストランは、カジュアルなイタリアンレストランです。
店内に100席、テラスも20席あるので予約なしでも大丈夫そうです(もちろん予約するに越したことはありませんが)。
11時のオープンから22時まで通しで開いているので、好きな時に食事ができます。
ジョスパーオーブンを使ったグリルは肉、魚、そして地元京都産の野菜と何でも揃っています。
豊富なサラダとパスタメニューはどれにしようかと頭を悩ませるはず。
少し量が多いので、いくつかチョイスしてシェアするといいかもしれません。
最後はドルチェでしめてください。イタリアンレストランだけあって、デザートも充実していますよ。
同じレストランで7時から10時までは朝食がいただけます。
メニューはお肉プレート、お魚プレート、サラダプレート、クロックムッシュプレートの4つから選択します。
どのプレートもスープ、パン、ドリンク付きで、ドリンクバーが設置されています。
サーブされる数種類のパンは席まで持ってきてくれて、おかわり自由です。7時に行くとまだ温かいパンがいただけます。
朝食といってもブランチ並のボリュームなので、ここでチャージしたエネルギーは、坂道の多い東山をしっかり歩いて消費しないといけませんね。
ホテルの魅力
チェックインが済むと、カードキーと一緒にオリジナルデザインが施されたコインが1枚もらえます。
ウェルカムドリンク用のコインは滞在中好きな時に使えます。
朝食なしの滞在を選んだ方なら、朝食時にこのコインを使ってカフェでコーヒーや紅茶をもらってはどうでしょう。
それと焼き立てパンを持ってルーフトップバーに上がれば、素敵な一日が始まる予感がしませんか。
ノーガホテル清水京都では、京都に息づく文化や暮らし方を体験できる場を設けています。
メディテーション
その中でも人気なのが、メディテーション(瞑想)体験です。
まずは部屋のテレビを見ながら、10分程の体験をしてみてください。
気に入ったらフロントで体験コースが予約できます。
地下にあるメディテーションルームは適温に調整されていて、体の芯から温めてくれます。
アロマの香りが漂う部屋は、壁も天井も曲線で、大きなものに優しく包まれているような錯覚に陥ります。
そして陶器の水琴窟(すいきんつく)に反響する水音は、一定のリズムで心地よく響きます。
この水琴窟も地元の陶芸作家の方とのコラボによるものです。
なお30分以内なら無料のメディテーションなので、まずは30分コースで試してみるのもいいですね。
これ以外にも、地元のスペシャリストとコラボした抹茶体験、コーヒードリップ体験、アロマ調香体験があります。
有料になりますが、自分の部屋で気軽にできるので、興味のある方はこちらもどうぞ。
清水寺まで歩いて10分のところにあるノーガホテル清水京都は、東山観光に便利なところです。
清水寺は京都の名所でも金閣寺と並んで観光客が訪れるので、写真を撮ろうにも建物よりも人がメインになりがちです。
せっかくノーガホテル清水京都に宿泊するなら、東山観光を思い切り楽しみませんか。
清水寺は午前6時から開いているので、人気のない清水寺や産寧坂で写真が撮れます。
山から流れてくる朝の引き締まった空気を胸いっぱい吸い込んで、ひと歩きした後ホテルに戻って摂る朝食は格別ですよ。
花街散歩
また花街祇園も徒歩圏内です。
せっかくなので、一日の観光が終わった後ホテルに戻る前にちょっとだけ寄り道してみましょう。
夕方になるとお店の前に水打ちをする女将さんや、仕事に出かけるであろう舞妓さんに出くわします。
日が暮れ始めると路地や店先に灯がともり、昼間とは違った幻想的な風景に変化します。
時空が少しだけずれてしまったような、そんな錯覚に陥る夜の祇園散策も東山にホテルを取ればこそできる体験ですね。
ノーガホテル清水京都の詳細
所在地 京都府京都市東山区五条橋東4丁目450番1号
コンタクト 075-323-7120
アクセス 京阪電車「清水五条」下車、4番出口より徒歩7分
または、「五条坂」バス停下車、徒歩5分
チェックイン 15時
チェックアウト 11時
ノーガホテル清水京都に滞在するなら、あまり時間にとらわれない市内観光がいいですよ。
ノーガホテル清水京都のリラックスメディテーションやルーフトップバーを十分堪能するには、ホテルでのフリータイムもスケジュールに入れておきましょう。
京都のスペシャリストの方々との素敵なコラボで飾られた部屋でくつろぎ、街中の謙遜から離れた東山の一日をエンジョイするには、「時間」というストレスから自分を解き放つことが一番ですね。
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